本業はサーフボードのリペアですが、自分のサーフボードは自分で作っています。
ご依頼主から託されたサーフボードに日々向き合い、クラッシュした箇所にパテやクロスを盛り付け、それを削り出して元の形(シェイプ)に復元するという作業を日々行なっています。
例えばクラッシュが3cmくらいの大きさでも、リペアするクラッシュした場所の倍くらいの範囲をサンディングします。

写真はハクリのリペアの様子ですが、核心部の周辺も広くサンディングしています。こうすることで、クラッシュした場所とその周辺部分に広くクロスを貼り付ける事ができます。
クラッシュした部分だけリペアすれば狭い範囲で済みますが、広くサンディングしてクロスを貼り付けた方が広い面を補強できるので、「リペアした場所の境目にヒビが入った」などの事後トラブルが起こりにくくなります。

広い範囲を修復するには、サーフボード全体のラインを崩さないように形成や研磨を行う必要があるので、よーくサーフボードを眺めて、レール、ボトム、デッキ部分を撫でて、確認します。
こんな感じで年間500本前後のサーフボードに触れ合っているのですが、最新のパフォーマンスボードからスキップフライのハンドシェイプまで、実に多種多様なデザインのボードに実際に触れています。
仕事を通じてデザイン的なインスピレーションを受け続け、リペアの専門家としてサーフボードを作り上げるために必要な技術は習得しているので、今は自分のサーフボードは自分で作っています。

コンセプトをまとめて、アウトライン、ロッカー、ボリュームバランスを数値に落とし込み、それを削り出すために最適なフォームを選び、プレーナーなどの道具を駆使してシェープを行い、好きなカラーの樹脂を作ってラミネート、サンディング、フィンボックス取り付けを経て、最終の仕上げを行います。
自分のボードだけしか作っていないので、出来上がったボードの調子が良くても悪くても、それは技術でカバーすれば良いと考えております。
自分なりの考えを集約し、持てる技術を駆使してサーフボードを作りあげ、実際にそれで波に乗る。
イメージ通りのレスポンスとは違う事も多々ありますが、その答え合わせが醍醐味でもあります。
今日はサーフボードの製作についてのブログでしたが、当店はサーフボード(SUPも受け付けております)のリペア専門店ですので、サーフボードのオーダーは承っておりません。
しかしながら、いろいろなサーフボードに日々向き合い、自分でもサーフボードを作っておりますので、サーフィンやサーフボードの相談には乗れると思います。
「自分としては、もっと波の上をこんな感じに滑りたいのだけど、今のボードだと、どうしてもうまく出来ない?」
そんな悩みや、そもそも自分が使っているサーフボードの特徴や操作方法などが分からない!など、取扱説明書がなくて困っている方は、リペアだけでなく、サーフボードの専門家としてのアドバイスやフィードバックもさせていただいております。
以下ご案内!
湘南のサーフボードリペア専門店「Repair134」
当店は現役のサーフボード職人がサーフボードをリペアするお店。
代理店を通さず、お客様から直接お預かりし、すぐにリペアにとりかかるので、基本、1週間から10日で仕上げます。 (破損の程度によっては1ヶ月程度お時間をいただくこともあります。 また、リペア箇所に海水が入っている場合は、+乾燥期間が必要となります。 )
納期、作業内容、費用などは、修理を担当する私が、お客様に直接お伝えします。 「今度の週末までに!」などのお客様のご要望にも、できる限り対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
【湘南のサーフボードリペア専門店 Repair134】 Access:逗子ICから11分、国道134号線葉山大道交差点から5分
※ご来店の際は必ずご一報ください
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